減築
弊社のホームページをよくご覧になっていらっしゃる方は覚えてらっしゃると思いますが、7月に”減築”についてご案内させていただきました。
その反響が大きかったようなので、今回は実例を基に、掘り下げてお話ししたいと思います。
住まいのリフォームやリノベーションにおいて、家族が増えたり、もう少し今のスペースを広くするために増築をして家を建て増すという事例の一方で、減築という発想・方法があります。
お子さんの成長や独立に伴い、家で生活する人数が夫婦のみに減ることで、これまでの生活に必要なスペースが少なくなる場合があります。
減築は、もう使わなくなり余っている部屋を思いきって減らし、必要なスペースへとよみがえらせることで、住まいをより快適にする方法のひとつです。
実例を挙げますと、以前は家族が多く、当時使っていた部屋もお子様たちが独立し、そのお子様たちも家庭を持ち、家を建てて、今は物置部屋になっていたお客様がいました。
今はご夫婦だけでお住まいで2階に上がることもほとんど無かったそうです。
かと言って、使っていない部屋も窓を開けて風を入れなくてはカビ臭くなってしまう。
たまには掃除機をかけないと埃がたまってしまう。それが意外と大変なの。とおっしゃっていました。
またこのお客様は住宅密集地にお住まいでしたので隣家との距離も少なく光が入らず、玄関や廊下は日中でも電気を付けないとならない状態でした。
そこで私が、どうせ使っていないなら2階の床を取ったらどうですか?とご提案しました。
具体的には1階で暗かった玄関と廊下そして居間(リビング)の上である2階の床を取り払い、少しデザインを施し、吹き抜け風に仕上げました。
結果はご夫婦共に大喜び!(^^)!
使っていなかった部屋の掃除はしなくて良いし、今まで暗かった空間も明るく開放感もありデザイン的にも良くて、本当に渡辺さんに頼んで良かったと、某ビフォーアフターのTVではないですが、奥様は涙を溜めて喜んでおられました。
違う例では、1階の独立した来客用の和室も、今はそこにわざわざお通しする来客もいない。と言う方がいらっしゃいまいましたが、私がご提案したのは玄関とトイレの位置を変えて、LDKと和室の空間を一つにし、対面式キッチンを採用し、ご家族の皆様が団欒できる空間に仕上げました。間取りである空間配置を変えるとすごく使い易く、デザイン性に優れた広い空間が出来るものです。
意外とリフォームって設備(風呂・キッチン・便器)を入れ替えるだけ。と、お思いの方も多いですが、どうせ水廻りを工事するなら一緒にやってしまうことも一つの手だと思います。
少し話が長くなってしまいましたが、ご興味のある方は是非PanasonicリフォームClub 株式会社 ナカムラの門を叩いてください。
相談したらやらなくてはいけない。といった会社では決してありませんから、安心して お気軽にお問い合わせください。
株式会社ナカムラ→https://www.cs-nakamura.co.jp